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SilverHyper’s blog

下らないブログ

今更 富士フイルム X-E2 レビュー(その3)

随分と間が空いてしまったが、レビューの続きを書いてみる。

前回はデザインの話で「プアマンズライカ」の話を書いた。ただ、ライカの場合はセンサーサイズがフルサイズだが、フジX-E2/X-E1やX-Pro2/X-Pro1のセンサーサイズはAPS-C、純粋なプアマンズライカとは言えないわけだ。

現時点でプアマンズライカとしてフルサイズ且つライカのレンズが使えるカメラと言えばSONYのα7だ。価格はこの記事を書いている時点でα7Iのボディが約99,000円、フジのX-Pro2より全然安くフルサイズでライカレンズを楽しめるカメラと言ってもいい。

ただ、私の偏見だがSONYのα7(R/S)もα7II(R/S)のどちらも格好悪い。せめてRX1RMやRX100Mを少し大きくしたぐらいの格好いいスタイルにしてくれればいいのに、、、と思ってしまう。

さて、プアマンズライカの話はこの辺で終いにして本題に入ろう。

今回は画質の話だ。

画質というのは難しい。人によって考え方感じ方が異なるため、ある人にとって好みな画質は別の人にとって嫌いな画質になってしまう。良し悪しの基準は、人に依存してしまうからだ。

だから、「私の独断と偏見」で画質について書いてみる。(画質について一気に書くつもりだったけど、長くなりそうなので観点ごとに分けることにした)

解像について

今回は解像について。

解像というと、解像感、解像度、解像力といった言葉が存在する。私もざっくりとしか理解していなかったので、ちょうどこのレビューで再度確認し直した。(といってもネットで調べて、画像をチェックした程度だが)

解像感というものは曖昧なもので、明確に数値化されたものは解像度と解像力になる。

カメラの場合の解像度は、簡単に言ってしまえば撮像素子の画素数になる。(ただ、センサーサイズによって密度が異なるため単位面積あたりの解像度とセンサーサイズ単位の解像度は意味が異なってくるが、ここでは一旦置いておく)

まず撮像素子の画素数は、実際にはカラーフィルタに関する仕組みがあるため厳密には画素数のみでは指標にならないが、高画素であるほどより精細な写真となるため、1つの基準になることは確かだ。(ただし、精細だから綺麗という意味ではない)

またカメラの解像力はレンズの性能に依存する。これはセンサーまで光を届ける際の精細さで、極論になるが1600万画素の1画素1画素にしっかりと光を届けることが可能なレンズであれば、演算による色再現や解像に生きてくる筈だ。

解像という点においては、解像やコントラストを示すMTF曲線が指標になるが、あくまで設計値なので参考程度であり実写してみないと本当のところはわからない。

さて、X-E2の話に戻そう。

2013年のITmedia富士フィルムのカメラの開発者に対してインタビューした記事、フジは写真の記録形態としてはJPEGを推奨している。

camera.itmedia.co.jp

記事によると

「撮った後に手を加えなければならないのは責任を果たしていない」

ということらしい。 ただ、この記事は色合いについての記事なので解像感については特に言及されてはいない。

それを承知の上でJPEGとRAWで撮影してみた写真が↓の写真だ。
(この時はまだRAW+JPEGで撮影せずに別々に撮ったため少しズレが出ているが、簡易的な比較としては使えると思い載せた。恥ずかしながら、JPEGは撮影当時暑くて疲れていたせいかちょっと傾いている。言い訳がましいか・・・汗)

なお、fotolifeの表示には、なぞなぞ回答が必要で、その回答は「X-E2」だ。 (公開範囲設定で、X-E2に関する写真しか見ることはできない)

JPEG撮って出し(フルサイズ表示-hatena fotolifeへ遷移します)

RAW現像(フルサイズ表示-hatena fotolifeへ遷移します)

RAWは、Silkypix7.0のフィルムシミュレーション(プロビア)のみ設定して残りはデフォルト設定で現像している (Silkypixは、実質的にフジのRAW FILE CONVERTER EX2.0 と同等で、フィルムシミュレーションはフジのカメラで撮影したRAWファイルのみに適用可能なプロファイルとして用意されている)

こうやって見ると、確かにJPEGでは画像エンジンの処理でキッチリとシャープネスがかかり、いわゆる「解像感」が高い写真になっていることがわかる。RAWではシャープネス設定をデフォルトのまま(Silkypix7.0でのデフォルトは、ナチュラルシャープ/輪郭強調:16/偽輪郭抑制:14/ぼけ味保護:24)にしている。色合いが違っている点は置いておいても、JPEGに対し甘い画像になっていることがわかる。

ただフルサイズで見ると大きすぎるので、一部を等倍で切り出してみたのが↓だ。

JPEG撮って出し f:id:SilverHyper:20170304094923j:plain

RAW現像 f:id:SilverHyper:20170304094936j:plain

もちろんこれは現像ソフトでシャープネス処理をすればいいだけなんだけど、被写体によってはフジのカメラで生成したJPEGのシャープネスの方が絶妙で、現像でここに近づけるのはコツを掴むまでは時間がかかるかもしれない。
その点では、簡単に解像感を得たい場合はJPEG撮影がお手軽と言える。

しかし、どうもモヤモヤしてしまう。
納得がいかないのだ。

それは上に書いたレンズの話。
そもそも、レンズの解像力が高ければシャープネスを大きく掛ける必要はないはずで、JPEGとRAWでこんなに差が出るとは思えない。 現像ソフトのデフォルト設定でもそれなりにシャープに見えてもおかしくはないハズなんだけど実際には上のような差が出ている。

レンズの解像力が高いとされているフジノンレンズ*1なのに、実際の写真ではシャープネス処理が無いと解像感は低い。 その数字を鵜呑みにするともっと解像感のある写真が撮れてもおかしくないと思うのだけど、結果から見れば「そうではない」としか言いようがない。

つまりフジの写真は撮った時の解像度が高いのではなく、後処理で解像感をアップさせているという判断になる。
彼らのカタログには「デジタルによる画像処理技術が進む現在、様々な収差をデジタルで補正できる。しかしデジタルの補正は画像の劣化をもたらす。」*2と記載されている、、、しかし上の様な結果を見ると自社の技術を否定しているような気がする(そもそも、DRや点像復元などの技術は補正技術だし)

ポップコーン現象

解像感を考察する際に、フジのカメラには残念な問題がある。

常にではないが、少し絞って遠景を撮影した際に一部モコモコとした解像感の無い描写になってしまう現象。 これはポップコーン現象と呼ばれ、海外ではマッシュポテト現象と呼んでるようだ。

木を見て森を見ずな写真鑑賞ではなくちゃんと森を見るような鑑賞をすればよいのかもしれないが、鑑賞の仕方も人それぞれなのでこれが気になる人は気になるかもしれない。

これがポップコーン現象と言えるかわからないがある時に撮影した写真を提示してみたい。
全体の写真と件の箇所(右上)を等倍で切り出した写真だ。

この写真は灯籠にピントを合わせている。F8に絞ってはいるものの灯籠の前後以外はシャープさが無くても仕方ないが、灯籠の右後方に写っている松葉を見ると、その奥に写っている木々の葉よりもかなりモヤっとした写りになっている。(ちなみに、JPEGでもモヤッと感があるのにRAWではそれが顕著になる、RAW現像に関しては別の機会でレビューしたいと思う)

JPEG撮って出し(フルサイズ表示-hatena fotolifeへ遷移します)

JPEG撮って出し一部切り出し f:id:SilverHyper:20170304102206j:plain

推測だが、これをプリントしても恐らく何ら問題ない写真になると思う。

少なくともピントを合わせた箇所にこの現象は発生しないし、遠景でも距離が中途半端なところやそのモノにも依存するようなので恐らくほとんどの人は許容できるのではないかと感じている。
だた、風景写真で解像感や精細さを重視する人は画素数の増えたX-T2やX-Pro2でこの現象がどうなっているかを確認しておいた方がいいと思う。(ネットで調べた感じでは、この問題は解消しているっぽい)

モノクロ写真について

前回、載せた写真の本来の色のついた写真を載せてみる。

f:id:SilverHyper:20170304102640j:plain

モノクロでは空の色もわからず、晴天なのか雲天なのかもわからないけど、カラーになると雲天で且つ遠くは晴れていることが分かると思う。 安直にモノクロにするのは如何なものだろうか・・そう思ってしまう今日この頃。
モノクロを撮るなら意図をもって撮るべきだと、私は思っている。

*1:出典:Xマウントレンズ コンセプトブック

*2:出典:Xマウントレンズ コンセプトブック

今更 富士フイルム X-E2 レビュー(その2)

前回のブログの追伸で「いいな」ボタンと書いたけど、正しくは「スター」ボタンか。 まあどうでもいいけど。

今回はデザインの話。

プアマンズライカ

プアマンズライカというと、高価なライカを買えない人に庶民的な価格でライカを使ってもらいたいという目的で作られたカメラ。それがプアマンズライカ。

言葉だけを見るとまるでそれらのカメラをバカにしているようなネーミングだけど、実際にはいつかはライカを・・という思いを持った人向けの価格を抑えた高級カメラ、といった類だと私は勝手に思っている。

さてX-E2。

このX-E2がプアマンズライカというより、上位機種であるX-Pro1/X-Pro2系がレンジファインダーを模したエレクトリックレンジファインダー(ERF)を持っていることからもプアマンズライカという言葉がぴったり当てはまる。

ただ、価格的にはプアマンズを名乗るほど安価ではなくこの記事を書いている時点でボディ単体でも15万円はする。(それでもライカよりは安いが・・)

対してX-E2は生産終了になったにもかかわらず大した値崩れはせず性能面からみても安いとは言えない価格だが、この記事を書いている時点でボディ単体が7.5万円程、EVFのみでレンジファインダー的なものは無いものの、比較的手頃で且つデザイン的にライカに似ているこのX-E2は正にプアマンズライカという言葉が当てはまるのではないかと思っている。

そして、何と言っても富士フイルムは純正のマウントアダプターとしてMマウントアダプターを用意している。

M型ライカで使用するMマウントレンズを純正アダプターを使って使用できるわけだから、メーカーもライカを意識しているのだろうな、と考えている。

ちなみにこのMマウントアダプター、電子接点を持っていてFnボタンでレンズ登録やレンズの補正設定もできるスグレモノで、ライカに興味がある人でXマウントが好きな人なら使う価値のあるマウントアダプターじゃないだろうか。

ライカには興味がない

私はというと、実はライカに興味が無い。

上でさんざんプアマンズライカだのMマウントアダプターなどと書いているのに、だ(笑)

というのは、もともとカメラで写真を撮り始めたのがデジタルからで、それまでカメラで写真を撮ることの何が楽しいのかわからなかったし興味も無かった。

どちらかと言えば、カメラで写真撮っているヤツってカメラ小僧でキモいって印象まで持っていた。

偏見とは怖いものだ(笑)

(勿論、前回書いたモノクロで撮ることが逃げてるって話も単なる私の偏見だ)

「ライカでなければ」という価値観もあるが、「ライカでなくても」という価値観もある。

お金を工面することができて「ライカでなければ」という価値観を持っている人であれば、ライカで撮影すればいいし、お金の工面はできても「ライカでなくても」という価値観であれば、ライカである必要はない。

流石に100万近くする最近のライカは買えないけど、フィルムのライカなら工面できないことはない。

ただ、そのお金を投入してまで欲しいか?と言われるとそこまでして買いたいとは思わない。だから私は「ライカでなくても」なのだろう。

デザインは

上でライカに興味ないと言ってはいるが、デザイン的には嫌いではない寧ろ好みだ。

少なくとも街中や散歩でデジタル一眼レフを持ち歩くよりは、レンジファインダーライクでスタイリッシュなX-E2のデザインは好きだ。

ただ、シルバーは少々じじむさい感じがするため、私はブラックを購入。

まずは前面。

f:id:SilverHyper:20161029233739j:plain

カメラにはハンドグリップMHG-XEを装着してグリップ力を上げているが、底部は三脚にそのまま装着可能な形状のため若干出っ張りが気になる。

前面にはX-E2ロゴが記載されていて人によっては気になるかもしれない。

個人的には、Xの文字が大きくてアンバランスな印象を受けるのでせめて等幅にするかもう少しカッコイイデザイン文字にしてくれればいいのだけど・・。

ちなみに天面と底面の部品はマグネシウムダイキャストの様で、胴回りはプラスチックだろうか?

質感はE-P5に敵わないが、レザー調の仕上げで悪くはない。

f:id:SilverHyper:20161029235022j:plain

次は天面。

ホットシューにはサムレストを装着してハンドリップ同様にグリップ力を上げている。(ちなみに、サムレストをつけると当然ながらシャッタースピードのダイアルが回しにくくなる)

面白いのがファインダーのある部分にFUJIFILMのロゴとFUJINON LENS SYSTEMの文字が刻印されていること。これはライカを意識しているんじゃないだろうか?と穿った見方をしてしまう(笑)

でも、この刻印は結構好きだ。

f:id:SilverHyper:20161030001544j:plain

最後に背面。

こちらはいわゆる一般的なデジタルカメラの背面でデザイン的な特徴は無い。

こうやって改めてデザインを見直してみると、ハンドグリップはちょっとカッコ悪いかな。ただ、このスタイルのカメラが好きな人で、機能に満足できるなら所有欲を満たせるカメラではないかと思う。

さて、前回disったモノクロ写真。「お前はバカか?」(by出川)と言われそうだが、やってみよう。こんな感じだ。

f:id:SilverHyper:20161030012052j:plain

次回は、これのカラーを載せてみよう。

今更 富士フイルム X-E2 レビュー(その1)

久方ぶりのブログ更新。 E-P5のことはそっちのけで、今更ながら富士フィルムのデジタル一眼 X-E2のレビューを書いてみたいと思う。

何故今頃?

X-E2は2013年の発売で、所有しているE-P5から数ヶ月後に発売された型落ちモデルといっても差し支えないくらいのカメラ。(これをかいている時点では生産終了して在庫限りとなっているので、一応まだ現行のモデルとも言える・・・)

以前E-P5を中古で購入し今も所有しているが、X-E2もどちらかと言えば同系統のミラーレス一眼だ。

では、何故今頃このカメラを買ったのか?

それには以下の2つの理由がある。

  • フラットなデザインのカメラが欲しい
  • フジは色合いがいい

こうやって冷静になって書き出してみると、「えっ!その程度の理由で??」と自分でも驚いてしまうが、人間こんなものじゃないだろうか(と少し正当化しようとしている自分・・・)

フラットなデザインのカメラが欲しい

E-P5やX-E2といったスタイルのカメラは、本格的な撮影をするためのカメラというより休みでちょっと出かけた時や散歩の時、街中を気ままに歩いている時、そんなときに持ち歩いてスナップするカメラ。 そんなカメラだと私は思っている。

しかし、E-P5にVF-4をつけるとそんなスタイリッシュさは吹き飛び、途端に野暮ったいというか不格好というか、そんな雰囲気のカメラになってしまう。(格好悪い訳ではないけども、やはり私としてはお世辞にも格好いいとは言えない)

E-P5の後継機ではないものの、PEN-FはEVFを内蔵したPENが欲しいといった要望を取り入れたと何かの記事で読んだが、恐らく私と同じような気持ちの人が多かったのではないだろうか?

ただ、PEN-Fに対して購入意欲は無い。

  • 値段が高い
  • 機能面でE-P5とたいして変わらない
  • 格好悪い

この中で特に3番目の理由はPEN-Fをお使いの方がこのブログを見たら不愉快かもしれないが、私はそう思っているのだから仕方がない。(嫌なら立ち去って頂いて全然結構)

ただ、全部格好悪いという訳ではない、以下の2箇所だ。

  • EVFが天面から出っ張っている、そして丸い窓→これが果てしなく格好悪い
  • 前面のクリエイティブダイアル、何故あの位置に・・→凄くダサい

こんな理由からPEN-Fは持ち歩きたいとは思わない、、、だから欲しくない。

フジは色合いがいい

さて、E-P5やPEN-Fの話になってしまったが、X-E2の話に戻そう。

ネットの噂では富士フィルムのカメラは色合いがいいらしい。ネットで個人ではない記事でも「色に定評のある」と枕詞が着くほどだ。

ただ、個人的にはそれまでフジのカメラで撮った作例(ネットの記事やフォトサイト、価格コムなど)を見ても言うほどいいとは思っていなかった。そんな時、たまたまある人の作例(夜景)を見た時に「この色はオリンパスでは出ないな・・」と思ってしまった。

フラットなデザインのカメラが欲しいという理由よりもこちらの理由の方がウェイトは大きい。

関係ない話だが、X-E2の作例を探している時に何か違うな・・という感じがした。 せっかく色がいいと言われているフジのカメラで撮ってアップしている作例がモノクロというパターン。

それもいい印象の写真ならまだしも、色のついた写真だったら何の魅力も無いような写真をわざわざモノクロにした?って写真が結構ある。 あくまで個人的な意見だけど、安易にモノクロに逃げるってどうなんだろうかと思う。

趣味の世界だから何をどう撮ろうと個人の好みだとは思うが、そんな写真を見ていると上のように思ってしまうのは私だけだろうか・・・。

何れにせよX-E2でフジの色合いを上手く使っている人はあまりいないようだ。

結局、買って使ってみるか

人の作例に文句つけても仕方がない。 「ウェブはバカと暇人のもの」ではないが、どこぞの掲示板みたくあれこれ書き込んでいるのも時間のムダだし、そこの情報も役にはたたない、罵り合っている書き込みなんてバカそのもの。

だから自分で買って使ってみる。

書いてみたら、レビューでもなんでもない記事になってしまったが、まぁいいか。 次からはちゃんとしたレビューを書こうと思う。

PS

このHatenaBlogの問題点は、いいなボタン? こんなもの要らないのに、なんで設定で削除できないかな・・。 (いいなを押す人なんて、自分のブログみてみて人間で気持ち悪い)

E-P5 レンズの絞り動作のその後

1月頭にE-P5 明るいレンズの絞り動作について - SilverHyper’s blogを書いたが、その後「この動きの問題点」で書いたことが気になりオリンパスに問い合わせを行ってみた。

EVFで開放に見えないのは故障?

私の質問を要約すると「EVFは常に絞り開放で表示されるものと思っていたが、実際に明るいレンズで絞り開放にした場合、開放ではなくある程度絞られた状態で表示される。これは仕様か?」といった内容だ。

これに対しオリンパスのカスタマーサポートセンターは、実機で確認したがEVFの表示は開放で表示され絞られて表示されることはない。 との回答で、もし絞られて表示するなら故障の可能性もあるため、ピックアップサービスで実機を点検させて欲しいとのことだった。

つまりEVF表示は、常に開放表示がされる。ということだ。

しかし私は「シャッター速度が1/8000秒を越えるぐらいの明るさの場所で撮影しても変わらないか?」と食い下がった。これは今年の正月、初詣で神社に咲いていた花を撮った際に1/8000秒オーバーの警告が出ている状態で撮影しようとして、絞りが開放になっていないことに気づいたからだ。 (通常ならEVF上で白飛びしていてもおかしくないはずと付け加えた)

この状態でプレビューボタンを押下すると明らかに明るくなってボケも大きくなるのだ。

そして、カスタマーサポートから帰ってきた答えは、付け加えた言葉が悪かったのか白飛びに関する設定の話が帰ってきた・・。(悪い予感、このまま訳の分からないやりとりになりそうな気がする・・。)

こちらが設定に問題ないことを連絡すると、やはり点検をさせて欲しいとの回答。 ラチがあかないな~。

とりあえず、こちらが折れて時期をみて点検に出すとして、問い合わせをクローズした。

EVF表示と絞り羽根の動作に関する推察(という程のものでもないけど)

少し間を開けてから、やはりEVFの表示に対して違和感を感じるので自分なりに推察してみた。

オリンパスのカスタマーサポートセンターの回答に違和感があるため自分なりに推察なわけだが、ここまで読んでいればこれを読んでいる人は薄々気づいているかもしれない。

何かのタイミングで絞り羽根が勝手に動作する→そうすると撮像素子の映像がそのままEVFに反映される→つまりEVFにはこの絞り羽根の動作が反映されて表示される

といった感じだ。

絞り羽根の動きからアプローチ

上記の推察をもとにカスタマーサポートセンターに問い合わてみることにした。EVF表示という切り口ではなく絞り羽根の動きというアプローチだ。

絞り羽根がしばらくすると明るさに応じて勝手に動き出すことについて純粋に質問。そして先日の問い合わせの関連性があるのは?とソフトに確認してみる・・。

この問い合わせは見事に功を奏した。

カスタマーサポートセンターからの回答は、周囲の明るさに応じて自動的に開閉するとのこと。更にそのような状態であった場合は、EVFにも反映されて見え方が変わるとのことだ。

これで推察は事実に変わった。

シャッターボタンが押下された瞬間やプレビューボタンを押下した時はこの限りではないものの、私が確認した限りではシャッターボタン半押し時の動きは一瞬設定した絞り値になり、また元の勝手に動く状態になってしまう。

また、正式に故障や不具合ではないとのお墨付きももらったので一応納得。

でも、使いにくいよね。

仕様だということがわかったが、、、これはEVFの表示はアテにならない、ということと同義だったりする。

絞りは開放でも実際には周囲の明るさによって勝手に絞り羽根が動くためEVF表示の被写界深度はアテにならない(これはプレビュー機能で確認できるから、ひとまずおいておくとしても)、明るさに関してもEVF上は絞られて表示されているので適正っぽく見えるわけだが実際には露出がオーバー気味とかアンダー気味といったのが表示上で確認することができないのだ。(これは理論上は正しくないが実際の体感としてはそう感じている)

つまりEVFの表示をみて暗めだから+に補正しても実際にはEVFより明るく撮れているといったことが多発しかねない。(逆に明るいから暗くしたいといった場合の影響は少ない)

ちなみに、カメラの露出計はわざわざ絞り羽根の動きに合わせて露出を算出して実際の絞り値での適正となるシャッター速度を算出しているということだろうか??と素朴な疑問が出てくる。

理論上は表示上の絞り値がF8で実際の絞りがF1.8なら、F8のシャッター速度の4段と1/3高速なシャッター設定になるという訳だろうけど、実際にF8で撮った写真とF1.8で撮った写真の明るさが異なっているというのが実態だ。(被写体の明るさがほぼ一定であることを前提として)

そして被写界深度を確認するつもりでプレビューボタンを押下しても、今度は露出補正が反映されないという意味不明な仕様が邪魔をする。

他社のミラーレスを使ったことが無いのでなんとも言えないものの、これでは撮りにくいだろうな。と感じてしまう。

ミラーレスの先駆者であるオリンパス。 でもこの仕様は写真を撮る人によっては問題と感じるのではないだろうか。

E-P5 明るいレンズの絞り動作について

オリンパスのE-P5を購入して2ヶ月近くが経ち、実は先日書いた記事とこの記事の間に明るいレンズ(Olympus 25mm/F1.8、Panasonic 42.5mm/F1.7)も購入して写真を撮っている状況だ。

今日は使っている最中で不思議と思える動作をしたのでここに書いてみたい。

絞りが勝手に動く

絞りの話の前に測光の話をすると、オリンパスのカメラはというか近年のデジタル一眼は実絞り測光ではなく開放絞り測光を使っている。これは実絞り測光にすると暗くなって撮影の際に確認しにくくなるという弊害をなくすためだ。(一部NEXのように常時実絞り測光に近いものとなっているのもある)

そのため、絞り込みされるのはシャッターが切られる時かプレビューボタンを押した時だけと思っていたが、、、先日違う動きをした。

たまたま、Olympus 25mm/F1.8のレンズをつけてたまたま蛍光灯側を向けていた少ししたら、何やらシャシャシャシャシャと音がする。レンズ側を見ると、なんと上に向けると絞られて横に向けると開放になるという動きをしていた。

本来絞り開放測光のカメラで勝手に絞り羽根が動くなんてあり得ない!と思っていたので、故障したか?と思いつつ、電源を切ってから再度電源を入れてレンズを見ると開放のまま動かなかった。一瞬バグったか??と思ったものの再現性が無かったためその日はそのままにしていたが、妙に気になる。

そして今日同じように一時間ほど色々と実験してみたが再現することができなかった。どうやれば再現できるのかがわからないのでネットで調べてみると、価格.comに「絞りの動作」「なんの音」といったタイトルで質問が投稿されていた。(こういう時は、価格.comの情報はとても役にたつ)

絞りが勝手に動く理由

内容を見てみると、どうやら撮像素子の保護のため極端に明るいところでは絞り込んでEVF表示するようにしているということだ。

なので、絞り開放にしていてもEVF上は最大F8まで絞られた画像が表示される。しかし、シャッターを切ると絞り開放となって撮影し、再度F8になってEVF表示されるという仕組みのようだ。

なるほど、撮像素子の保護ね・・・。

E-P5は17mm/F1.8レンズとのキット販売をしているカメラでもあるので、こういった情報はマニュアルにキチンと書いておかないとダメなんじゃないだろうか。

少なくとも私はそれらのことを知らなかったので、カメラもしくはレンズの故障か?と疑ってしまった。

これで、おかしいと思っていた挙動にも納得することができた。 もちろんこれは私が開放測光であることを知っているからこそだ。

もし初心者がこの現象を見たら、どう思うだろうか?

この動きの問題点

初心者が目で見たイメージがEVFに表示されていると考えて、それが写真に撮れると思っていたらどうだろうか??

明るい場所では最大F8まで絞り込まれるので、それでちょうどいいと思ってシャッターを押したら想像以上に明るく撮れてしまった・・なんてことになるのは容易に想像できる。

更に脱初心者の人がAモード(絞り優先AE)を使った場合は、これを知らなければEVFに写っているのが絞り開放状態と考えて被写界深度コントロールをしてしまうのではないだろうか。

これではイメージ通りのものが撮れないもどかしさを感じてしまう。

撮像素子でライブビューを行い測光もするので機械的/電子的な仕組みではどうしようもないものの、現在の状態が絞り開放となっているのか明るいので絞りこまれているのかがわかるような表記があると便利なんだけど・・・。

まぁこれはシャッター速度が1/8000秒で点滅するから、それで意識するようにするしかないか・・。

プレビュー機能の問題点

明るい場所では自動的に絞りが動くことは了解したとして、それなら絞り状態を確認するためのプレビュー機能があるのでそれを使えば現在の絞り値での被写界深度がわかる。

そう思ってプレビューボタンを押下してみると今度は違う問題が発生する。

露出補正がプレビュー表示に反映されない、という問題だ。

こちらも価格.comに書き込みがあったが、プレビューボタンを押して露出補正の状態が確認できないのは、せっかくのEVFが意味を成してない気がする。 一眼レフと同様に絞り(被写界深度)の確認だけができる機能になっている。

そして、この件に対してオリンパスは仕様としてこの機能を実装していると言っている模様だ。

この点を見ても、カメラとしての機能が非常に高いし細かい設定ができるにもかかわらず、変なところで使えない。2ヶ月使ってそんな印象を受けているE-P5である。

もちろん、撮れた写真は素晴らしく画質はとても気に入っている。

E-P5とレンズ構成

先日購入した理由について記事を書いたので、今度はこのE-P5で使うレンズについて書いてみたい。

E-P5の立ち位置

先日も書いたが私の中でのE-P5の立ち位置は以下になる。

  • 散歩用
  • 旅行用

つまり本格的に写真を撮ることを目的とするのではなく気軽に持ちだして常用するカメラとしている。そして、常用するためにはシステムの重量が重くならないことが絶対的な条件となる。

この立ち位置を前提としてレンズを選ぶ。

レンズ選択の条件

レンズを選択するときの私の条件は以下になる。

  1. 軽いこと
  2. 安いこと
  3. 広角から望遠をカバーできること
  4. 描写がよいこと

ただし、今のところ単焦点は検討しないものとする。
これらの条件を前提とした場合、値段と重量に関してはM.ZUIKO PROのラインは無くなる。

PROラインのレンズは、一番軽いもので8mm F1.8 FishEye PROの315g、一番重いと40-150mm F2.8 PROの880gになる。(この記事を書いた時点では300mm F4.0 PROは発売されてない)

3本のレンズで7~150mmをカバーできるものの非常に高価だ。
この記事を書いた時点での実勢価格レベルで 7-14mmが約123,000円、40-150mmが約130,000円、12-40mmが約79,000円、合計で約332,000円となり、そして重量はその3本のレンズで約1.8kgにもなってしまう。

誰もがわかることだが、これでは気軽に持ち出すことができないし買うのも大変だ。
(とは言え、本気で撮りに行くときのフォーサーズレンズの重量からすればまだ軽いのだけど・・)

更にPanasonic側の高画質レンズのラインは以下になる。
12-35mm F2.8 約74,000円、35-100mm F2.8 約84,000円となり、7-14mmは高画質ラインではないが約74000円となり望遠側が100mmと少し物足りなく且つ比較的高価(約232,000円)だ。

ではどういったレンズで広角から望遠までをカバーするかを考えてみた。

便利な広角からの高倍率ズーム

これがあれば1本で広角から望遠までカバーできて重宝する。
高倍率ズームは以下のラインナップがある

  • 14-140mm F3.5-5.6 Pana → テレ端が他レンズより10mm少ないが高倍率では最軽量
  • 14-150mm F3.5-5.8 Tam → テレ端が他レンズより少しだけ暗い
  • 14-150mm F3.5-5.6 Oly → 通常とIIがありIIは防塵防滴
広角からの標準ズーム

広角からの標準ズームはかなりある。まずは12mmからのラインだ。

  • 12-32mm F3.5-5.6 Pana → 超軽量で安価だけどテレ端32mmが物足りない
  • 12-35mm F2.8 Pana → 重量そこそこだけど高価
  • 12-40mm F2.8 Oly → PROラインで重く高価
  • 12-50mm F3.5-6.3 Oly → 重量そこそこで安価、テレ端50mmがちょうどいいが暗いのが難点

次に14mmからのライン。

  • 14-42mm F3.5-5.6 Oly → 電動とIIとII-Rがある、テレ端42mmが少し物足りない、電動は超軽量
  • 14-42mm F3.5-5.6 Pana → こちらも電動とIIがある、同じくテレ端42mmが少し物足りない、電動は超軽量
  • 14-45mm F3.5-5.6 Pana → こちらはテレ端が45mmなものの他と比較の手動ズームと比較して約80g重い

ここで広角をどこから必要とするかになる。

12mmなら35mm判換算24mm、14mmなら35mm判換算28mm、この2mmの差は35mm判換算では4mmになる。
望遠の4mmはそれほど気にすることはないものの、広角は1mmの差が大きい。
35mm判換算で4mmの差は、かなり大きいと言わざるを得ない。

よってここでは12mmから始まりテレ端は50mmを持つ標準ズーム 12-50mm F3.5-6.3を選択することにした。
状態はあるものの価格も安ければ1万7000円前後で購入することができる、オークションならもう少し安く入手できるかもしれない。

そしてこのレンズには簡易マクロというおまけ機能が付いている。
焦点距離は固定され、開放F値も6.0になるものの、通常の35cmより15cm寄って(つまり20cmで)撮影することができる。
マクロのボケは期待できないものの、それでも寄って撮影できるところがいい。

さて、次は望遠ズームだ。
望遠ズームには主に3つのレンジに分けられる、~100mmまでのレンジと~150mmまたは200mmまでのレンジ、~300mmのレンジだ。

~100mmの望遠ズーム

35-100mmはPanasonicのみのラインナップとなる。

  • 35-100mm F2.8 Pana → 全域F2.8だが高価且つ重量360gなのが難点、テレ端100mmも物足りない
  • 35-100mm F4.0-5.6 Pana →安価で軽量、テレ端100mmが物足りない
~150/175/200mmの望遠ズーム

40mm前後~150/175/200mmの撮影ができ、汎用性が高いところがポイントだ。

  • 40-150mm F2.8 Oly → PROラインで重く高価
  • 40-150mm F4.0-5.6 Oly → 少々値が張り重量が190g、テレ端150mmは望遠として一応満足できる
  • 45-150mm F4.0-5.6 Pana → 安価(20,000円前後)で重量が200g、ワイ端45mmとちょっと望遠寄り
  • 45-175mm F4.0-5.6 Pana → 150mmより7,000円程値が上がり重量は210g、テレ端が175mmと35mm判換算で50mmの差が出る
  • 45-200mm F4.0-5.6 Pana → 150mmより10,000円程値が上がり重量は380gと重い、テレ端は200mmと35mm判換算で100mmの差
~300mmの望遠ズーム

75/100mm~300mmの撮影ができる超望遠ズーム

  • 75-300mm F4.8-6.7 Oly → 通常とIIがあり高価(記事記載時で83,000前後)で重量は430g(IIは423g)
  • 100-300mm F4.0-5.6 Pana → 価格は46,000円前後(記事記載時)で重量520g、ただし描写の甘さの指摘あり

ここでは、~150/175/200mmまでのレンジで考え、価格を踏まえて考えると40-150mm F4.0-5.6、45-175mm F4.0-5.6、45-200mm F4.0-5.6の3つに絞ることにした。
中古の価格で断然安い40-150、18,000円前後の45-175mmか45-200mmか悩ましいところだ。

そして調べると45-200mmの描写が甘く45-175mmは比較して描写がよいことがわかった。
結論として描写性能とレンズ価格で40-150を選択することにした。

ただ、購入してから5~6,000円増になっても45-175mmを購入した方がよかったと感じている。望遠ズームで鏡胴が伸びない点やレンズフードが付属している点、加えてテレ端の焦点距離に25mmの違いがある点などで40-150mmより有利な点が多くあるからだ。

何れにせよ(つながりはあまり良くないものの)12mm~150mmまでの範囲をレンズ2本でカバーすることができた。

このレンズ構成でしばらくはE-P5での撮影に望むことになると思う。

レンズ選択において良いレンズがいいのは確かだが、何を重視するかによってレンズの選択肢が変わってくる。レンズ購入の際には、十分な比較検討をして買うように心がけたいものだ。

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E-P5の購入

久しぶりにデジタル一眼を購入した。

購入したのは、すでに型落ちモデルと言えるOlympus E-P5 である。(一応PENシリーズのフラグシップとなるものの、E-PL7やE-M1などの最新機と比べると画像エンジンは1つ前のものだし撮像素子もおそらく1つ前のものと思われる)

なぜ今更この型落ちモデルを購入したのかと言うと既に持っているE-PL1に対する買い替えのためである。(実際には買い替えではなく買い増し)

では何故買い換える必要があるかというと、気合を入れて撮りに行く場合や写真を撮りに行くために出かける場合はいいのだが、写真を撮るつもりが無いときや散歩やちょっとでかけた時などに気楽に写真を撮るといったことをするには、手持ちのデジタル一眼レフのシステムは重すぎるのだ。

これまではその気軽に撮るカメラの役割は E-PL1 が担っていたものの、E-PL1 を使う上でずっと以下にような不満があった。

  • Nokton 25mm F0.95 が箪笥の肥し状態になっていること(E-PL1 で使うにはシャッター速度の上限制限でNDフィルターが必須となり使い勝手が悪くなる)
  • 手ぶれ補正が無いため想定外の暗いシーンでの撮影はあきらめざるを得ない状態
  • 操作性が悪い(ダイヤルが無く、ボタンのみ)
  • AFが遅い
  • 同じく暗いシーンに関してだがISO感度上限が3200且つ3200にするとノイズがヒドすぎて使えない(撮れればいいというレベルを超えている)

こういった不満がありつつも、最近は手軽に持ち出す機会が増えたため使っていた。

しかし旅行に出かける際に今の E-PL1 では後悔すると思ったこととシャッター速度1/8000秒が使えるE-P5が安価に手に入ることがわかり、一気にE-P5購入の物欲が進んでいった結果だ。

上に書いたように、購入条件の1つはシャッター速度1/8000秒だ。 NOKTONのような明るいレンズを使用する場合、E-PL1では簡単に露出オーバーになってしまう。NDフィルターを重ねづけするのも運用として面倒だ。

そしてもう1つの購入条件は5軸手ぶれ補正が付いていること。 暗いシーンでも気軽に撮影できる手ぶれ補正はとてもありがたい。被写体にもよるものの、高感度対応よりも手ぶれ補正で限界に近いところで撮影しそれでもダメならISO感度を上げるといった対応が可能になる。

上記の2つの条件からE-P5が妥当という判断を下すことになったわけだ。

デジタルカメラのみならず、ものを買うときにはどういった観点で買うのか?自分の中の理由を明確化した上で買うようにしていきたいと思う今日この頃だ。

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